公開日:2021.06.04 更新日:2021.08.03

紫外線(UV)とは?
その種類や正しい紫外線対策についてご紹介

日焼け、シミはもちろん、乾燥やシワ、たるみなど様々な肌トラブルの原因となる紫外線(UV)。

紫外線から肌を守ることは美肌作りの基本ですが、日傘や日焼け止めで対策をしているつもりでも、実は思わぬところで紫外線を浴びてしまっていることが多いのです。

今回は紫外線から肌を守り、美しくキメの整った透明感のある肌をキープするためのポイントをご紹介します。

紫外線(UV)とは

「紫外線(UV)は太陽光のうち、波長が短く目に見えない光の一部を指す言葉で、その中で私たちのいる地上まで届いて肌に影響を与えるのがUV-A、UV-Bです。

紫外線説明図 紫外線説明図

浴びた直後肌が黒く、深部でシワ・たるみの原因に!

UV-A

地上に届く紫外線の多くを占め、雲や窓ガラスも通過し、肌の奥まで届きます。直後に肌が黒くなるだけでなく、肌に乾燥などのダメージを蓄積させ、光老化=シワ、たるみの原因に!

直後は肌が赤くなり、シミ・ソバカスができる原因に!

UV-B

浴びた直後は肌が赤くなる日焼けを、数日かけジワジワと肌が黒くなるサンタン(色素沈着)を起こし、さらにシミ・ソバカスの原因に!

また、近年はパソコンやスマートフォンの画面から発する光に多く含まれるブルーライトや赤外線の一部である近赤外線も注目されています。

変動する紫外線(UV)の量

日差しの強さとともに、降り注ぐ紫外線(UV)の量も季節によって変化します。

年間UVインデックスグラフ 年間UVインデックスグラフ

まだ暑くならない春~初夏や秋は油断しがちですが、意外と紫外線量が多くなりますので注意が必要です。

特に、UV-Aは雲やガラスもすり抜けて肌に乾燥などのダメージを与えますので、梅雨の時季も要注意!

また、冬の一番紫外線が少ない時季の紫外線量は夏のピーク時に比べUV-Bは約1/5、UV-Aは約1/2とされていますが、言い換えると、真冬に2時間浴び続けると、真夏に1時間浴びてしまったのと同量のUV-Aを肌に受けることに!

季節、天候を問わず、紫外線対策は365日必要で、油断は禁物です。

正しい紫外線(UV)対策とは

紫外線を防ぐうえで、見落としがちなポイントをまとめました。

「紫外線対策をしているつもりなのに、結果が出ない」という方は、以下のような点を注意してみてください。

日傘、帽子、マスクだけでは完全に防げない

上から降り注ぐ直射光だけに意識を向けがちですが、空気中で分子に当たり散乱して届くものや、地面等に反射して届くものなど、紫外線はあらゆる角度から肌に届く可能性があります。

また、最近ですとマスクと帽子で顔が覆われているから大丈夫と思う方もいらっしゃると思いますが、カーテンや窓ガラスもすり抜けるUV-Aはマスクで完全に遮断できるわけではありません。

紫外線から守るために、日傘+帽子+マスクの日も、日焼け止めは必ず使用しましょう。

また、目から入る紫外線も要注意です。外出時は上記に加えてUVカット機能を備えたサングラスを紫外線対策の1つとして取り入れるのもいいでしょう。

外出しない日も要注意!毎日日焼け止めの習慣を!

室内で過ごす日は日焼け止めを使わない、という方は要注意!

UV-Aは窓ガラスやカーテンを難なくすり抜けるだけでなく、室内で乱反射を起こして肌に届きます。

屋内で日焼け止めなしで一日過ごすと、気づかないうちに日焼け止めなしで散歩したのと同じくらいの紫外線を浴びていることにも。

曇りの日や雨の日も同様です。日差しを感じない日でも、UV-Aは雲をすり抜けて肌に届いています!

最近の日焼け止めは、保湿や化粧下地などの効果を兼ね備えているものもあり、クリームやゲルタイプなど使用感もさまざまで、スキンケア感覚で使えるものが増えていますので、ぜひ朝のスキンケアの最後は日焼け止め、の習慣を。

* アルテロモナス発酵エキス(整肌成分)

まとめ

万全なつもりでも、実は「うっかり」浴びてしまっていることが多い紫外線(UV)。
ポイントとなるのは日焼け止めの使い方。

毎日の生活に日焼け止めを取り入れて、紫外線から肌を守り、みずみずしい透明肌をめざしましょう。

※ メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐこと
* パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(整肌成分)

コラム/ 紫外線(UV)とは?その種類や正しい紫外線対策について紹介