公開日:2020.10.23 更新日:2021.07.09

口周りが乾燥する原因と対策5選!口の周りの粉吹きにお悩みの方は必見

口周りの皮膚は特に乾燥しやすく、皮がむけてしまったり、カサカサの粉吹きになったりして悩む方も多いでしょう。どうして口の周りだけ乾燥するのか、その原因と対策を詳しく説明していきます

口元、口周りが特に乾燥する原因

鏡をよく見ると「あれ?口の端に粉吹きが…」と気づくことはありませんか?これは乾燥によって角質がめくれ、うまく剥がれ落ちることができずに残ってしまっている状態です。

では、なぜ口元だけに起こりやすいのでしょう?その理由を4つご紹介します。

1.口周りは顔の中でもっとも摩擦が多い

食事をしたり、飲み物を飲んだり、おしゃべりをしたり、落ちにくいリップをこすって落としたり…。

良く動く上に、汚れることも多いので「拭く行為」が度々発生するのが口周りです。その「拭く行為」による「摩擦」が口周りの乾燥を加速させてしまっているのです。

2.口周りの皮膚は薄い

もともと表皮の一番外側にある角層は、約0.02mmと非常に薄いです。中でも口周りや唇は目元と同じく、特に皮膚が薄く、水分量が少ない部分なので、摩擦に弱いのも不思議ではありません。

3.スキンケアが手薄になってしまいがち

鼻の下や口の周りまで、しっかり化粧水やクリームを塗っていますか?同じく皮膚が薄い目元は専用のクリームやパックがありますが、口周りのケアはあまり注目されていません。

唇周りや鼻の下も塗り忘れないよう、しっかり保湿してあげましょう。化粧水や乳液は、二度塗りがベターです。

4.特に乾燥する時期に注意

口の周り 乾燥 口の周り 乾燥

秋冬だけでなく春にも乾燥を感じる方も多いはず。なぜなら、 春に飛んでくる 花粉や埃が付着することで肌に負担がかかり、肌あれや水分保持力の低下を招く ことが多いのです。

そのうえ、鼻をかんだり、マスクによる摩擦が生じたりして、鼻から口にかけての乾燥が進行してしまう方がたくさんいるので注意しましょう。

カサカサ粉吹きを防止する口周りの乾燥対策

カサカサ粉吹きや、突然パックリ割れる唇のヒビから解放されたい!そんな方のために口周りの乾燥対策をまとめました。

1.保湿力が持続するスキンケア用品を使う

化粧品を塗ってすぐはうるおうのはあたりまえ。問題はどれぐらいうるおいが保たれるのかという点です。

後の項目でご紹介する「アミノ酸」や「セラミド」など、保湿成分がたっぷり含まれたスキンケア用品を選ぶようにしましょう。

2.口元パックをする

口周り専用のシートマスクやパックが手元にない方も大丈夫! 簡単&コスパ抜群の口元コットンパックがおすすめ です。

コットンに化粧水をたっぷり含ませ、乾燥が気になる部分に貼るだけ。パック時間は3分ほどでOKです。上からラップをするとさらに保湿効果アップ!

コットンを外したあと、乳液やクリームなど適度に油分が含まれた化粧品でフタをしてあげましょう。粉吹きがひどい時季は、バームやワセリンを塗って寝るとよいでしょう。

3.摩擦を避ける癖をつける

食事で口を拭く際、ゴシゴシは厳禁です。 軽く押さえるように拭いても落ちない汚れは、こすらず水ですすぐ ようにしましょう。

濃いめのリップメイクをした日も強くふき取って落とすことは避け、クリームかゲルタイプのクレンジングでやさしくマッサージ。その際に量が少ないと摩擦が起こるので、ゲルの量はたっぷり使うことを心がけてください。

4.肌のバリア機能を上げる食事を心がける

部分的にではありますが口周りで粉吹きが起こっているということは、肌のバリア機能が低下している可能性があります。皮膚の働きを整えてくれる成分を食事で積極的にとりましょう。

  • タンパク質…白身魚、大豆製品、鶏肉、卵など
  • ビタミンA、ビタミンB群…緑黄色野菜、きのこ類、海藻類、豚肉など
  • ビタミンC、E…野菜・果物全般、ナッツ類、うなぎなど
  • 亜鉛などのミネラル…海藻類、豆類、乾物類など

もうひとつ、肌のバリア機能を保つうえで重要な役割を担っている「皮脂膜」のために大切なのは、良質の油をとることです。

青魚に含まれるオメガ3脂肪酸のほか、オリーブオイル、亜麻仁油、ゴマ油、エゴマ油、バージンココナッツオイルも美容と健康に良い油として知られています。これらの油を摂るよう心がけましょう。

5.洗顔の見直しをする

乾燥を気にしている方のスキンケアを調べると、洗いすぎにより必要な皮脂やうるおい成分まで落としてしまっているケースが驚くほど多いのです。洗顔で気をつけるべきポイントをまとめました。

  • まずは手を洗い、雑菌を取り除く
  • 32℃前後のぬるま湯で顔をよく濡らす
  • 洗顔料はテニスボール大までよく泡立てる
  • Tゾーン→こめかみ→鼻と皮脂が多い順に洗う
  • 手で直接肌をこすらず、泡を転がすようなやさしさで
  • 目元、口元は泡をのせる程度で十分
  • ぬるま湯で30回ほどよくすすぐ
  • 乾いた清潔なタオルでこすらず押さえるように水分を拭き取る

乾燥にお悩みの方におすすめしたい洗顔料が、「エンリッチリフト ウォッシングフォームEX」。洗顔に大事な泡の質に着目した洗顔料です。

ワンプッシュで出てくる、もっちり濃密な炭酸※1泡が、毛穴汚れや不要な角質まで吸着し、すっきり落とします。泡質がキメ細かくしっかりとした弾力なので、肌に手が直接当たらず、負担をかけずにやさしく洗えるのもうれしいポイント。

炭酸※1泡でマッサージしながら洗顔することで、血行を促進※2し、みずみずしい素肌に洗い上げます。

※1 炭酸ガス(噴射剤)
※2 マッサージによる効果

敏感肌・乾燥肌さんにおすすめしたい3つの成分

粉吹きが起こる方の中には、わずかな刺激も感じやすいデリケートな肌の方もいらっしゃいます。そんな方は肌あれや洗いすぎなどにより肌の水分を保つ力が弱まり、うるおい不足になっている可能性があります。

肌のうるおいを保ち逃がさない成分が含まれている化粧品を選んでみてください。

    セラミド

    セラミドは皮脂膜の次に、肌のバリアとなっている、角層の細胞間脂質の中でも約半数を占める成分です。水に溶けない性質のため、水分を閉じ込め逃がさない働きをします。

    アミノ酸

    細胞間脂質とともに、肌のうるおいを守る働きをするのが天然保湿因子(NMF)です。このNMFの主な成分がアミノ酸。うるおいをかかえこみ、逃がさない働きをします。

    グリチルリチン酸2K

    抗炎症作用があり、肌あれを予防する働きのある成分。
    ドクターシーラボの「薬用アクアコラーゲンゲルスーパーセンシティブEX」は敏感肌や乾燥が気になる方のことを考えて生まれた低刺激性の薬用ゲル。有効成分として 肌あれを防ぐグリチルリチン酸2Kを配合。

    さらに5種のセラミド*1、14種のアミノ酸*2をバランスよく配合し、荒れやすくデリケートな肌をみずみずしく、すこやかな状態へ整えます。

*1 ステアロイルオキシヘプタコサノイルフィトスフィンゴシン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン、ユズセラミド(保湿成分)
*2 タウリン、塩酸リジン、DL-アラニン、L-ヒスチジン塩酸塩、L-アルギニン、L-セリン、L-プロリン、L-グルタミン酸、L-スレオニン、L-バリン、L-ロイシン、グリシン、L-イソロイシン、L-フェニルアラニン(保湿成分)

ビオチンでキレイをサポート

美容のビタミンとも呼ばれる「ビオチン」は、「ビタミンB7」ともいわれていた、ビタミンB群の一種。

ドクターシーラボの「BBデイリープラス」は皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素・ビオチンに加え、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸と合計6種のビタミンBをバランスよく配合。美容を心がける方におすすめです。

口周り・顎のニキビも乾燥が原因の可能性がある?

カサカサ粉吹きだけでなく、口周りに集中してニキビも一緒にできてしまっている方は、乾燥が原因のひとつかもしれません。

保湿はニキビ予防の第一歩

「朝の洗顔を、ぬるま湯だけに変えたらニキビが治まった」。こんなウソのような本当の話もあるのです。

洗顔のしすぎや摩擦による乾燥が原因の肌トラブルが、保湿を意識しはじめたとたんに起こりにくくなることも。上記の洗顔や食事の内容を参考に、保湿を意識してみましょう。

化粧水の前に「ブースター」とよばれる浸透美容液を使うと、肌に保湿成分が届きやすくなります。洗顔後に塗るだけなのでおすすめです。

※ 角層まで

口周りの乾燥対策まとめ

口周りのカサカサ、粉吹きは、何気なくやってしまう摩擦や、毎日の洗顔のしすぎを見直すことでよくなる場合があります

敏感肌や乾燥肌の方も、毎日のスキンケアや、バリア機能をサポートする食品を摂ることなどを意識すればすこやかな肌を目指せます。口周りの正しいスキンケアで、笑顔に自信を取り戻しましょう!

コラム / 口周りが乾燥する原因と対策5選!口の周りの粉吹きにお悩みの方は必見