公開日:2021.05.27 更新日:2021.08.03

肌あれの原因とその対策方法
とは?

マスク生活が続く昨今、「肌あれが気になる」という声が多くなっています。

1年以上もマスクを手放すことができないという、かつて経験したことのない状況下で、通常一時的なトラブルであることが多い「肌あれ」が、長引く肌悩みの1つになっているのかもしれません。

今回は、そもそも「肌あれ」とはどのような状態なのか、マスク生活により起こる肌あれの原因・その対策方法についてご紹介します。

肌あれとは?

実は「肌あれ」という言葉には決まった定義はないのですが、マスク生活により増えている肌トラブルには次のようなものが挙げられています。

肌診断チェックリスト 肌診断チェックリスト

健康な肌に比べて肌を守る働きが低下し、うるおいを保てなくなることで、肌にはこのようなトラブルが起こります。

肌あれが起こる原因

肌の守る働きが低下する=肌あれが起こる主な原因は

・ストレス
・乾燥
・花粉や黄砂などの季節要因
・紫外線、温度や湿度など外的要因
・スキンケア・メイクなどによる摩擦

などですが、では、なぜマスクの長時間着用により肌あれが起こるのでしょうか?

マスクの摩擦

マスクを着脱したり、会話等でマスクが動いたりずれたりすると、肌とマスクの間で摩擦が繰り返し起こり肌表面に擦れなどのダメージが蓄積されます。

加えてマスクの素材に吸われることで肌に必要な水分、油分が奪われてしまうという問題も。

結果、肌本来の守る働きが低下し、肌が敏感になったり、乾燥などのトラブルが起こりやすくなるのです。

マスク内部のムレ

マスク内は呼気により高温多湿。

常にうるおっていて肌に良いように思えますが、ニキビや肌あれの原因となる雑菌が繁殖しやすく、肌がふやけた状態だと毛穴詰まりが起こりやすい上に角層内部のうるおい成分が流出し、肌の守る働きは低下します。

このように、マスクのムレはさまざまな肌トラブルの原因につながります。

肌あれの対処法

マスクによる肌あれを防ぐためには、次のようなことを心がけましょう。

①摩擦を極力抑えたシンプルな保湿ケアを

マスクの摩擦やムレであれた肌は刺激に敏感でデリケートな状態。肌あれが気になるときは刺激を与えないことがいちばんです。

肌に不要なものはできるだけ与えず、肌に触れる回数が少なくてすむシンプルなステップのケアを。

そして大切なのが保湿。肌の表面部分に存在する『角層』が水分と油分で満たされていると、乾燥はもちろん、マスクによる摩擦や紫外線、外的物質による乾燥などのトラブルから肌を守る働きが整うからです。

テクスチャー画像 テクスチャー画像

角層になじみやすく、たっぷりの水分を抱えこんでうるおいを留めることができるゲルは、毎日の保湿ケアにおすすめです。

②洗顔料は肌に負担のかからないものを

洗顔時も同様に摩擦はNG。刺激が少なく、泡立ちの良い洗顔料を選びましょう。

③肌あれによる肌への刺激が気になる場合は「セラミド」を

肌があれている人、敏感な人はもともと肌にある「セラミド」が不足していることが多いといわれています。

セラミドはセメントのように角層の隙間を埋めることで、肌のうるおいを守る役割を担っています。

不足しがちなセラミドをスキンケアで補うこともおすすめです。肌への刺激が気になる場合は、敏感肌用のもの、やさしい使い心地のものなどを選びましょう。

■アレルギーテスト・スティンギングテスト済み(すべての方にアレルギー・刺激が起きないというわけではありません)
*1 ステアロイルオキシヘプタコサノイルフィトスフィンゴシン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、ヒドロキシステアリルフィトスフィンゴシン、N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン、ユズセラミド(保湿成分) *2 グリチルリチン酸2K

NG!スキンケアを化粧水だけで終わらせる

「肌があれているから余分なものはつけたくない」「今は乾燥が気にならないから大丈夫」と、化粧水だけで済ませる方がいますが、それでは肌に必要な水分を留めることができません。

気温・湿度が高い時季は汗や皮脂などで肌表面がベタついているため、うるおっているように見えますが、紫外線やエアコンに加え、マスクの着脱などでも水分が奪われるため、角層内の水分は不足している「隠れ乾燥」が起こりがちです。

化粧水だけで終わらせず、シンプルなステップでしっかりうるおいを留められるゲルなどを活用し、肌に水分をいきわたらせましょう。

まとめ

マスクが手放せない今の時代の肌あれ対策は「洗顔」と「シンプルケアでの保湿」が大切。

しっかり落とし、守り、水分を与え留めるケアで、肌本来の力を整え、みずみずしくキメの整ったハリ肌をキープしましょう!

コラム/ 肌あれの原因とその対策方法とは?