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ニキビ跡にはビタミンCが効果あり?原因と正しいケアとは

公開日:2024.06.26

SKIN CARE

悩めるニキビ跡はビタミンCで解決!
ニキビ跡になる原因と正しいお手入れとは

ニキビができると、気になって肌をさわったり、ツブしてしまう…。いけないとわかっていても、ついつい無意識でやってしまうことはありませんか?その結果、できてしまったニキビ跡に悩んでいる方は必見です!「ニキビ跡にはビタミンCが強い味方!」と言われるワケを解説していきます。

あなたはどのタイプ?ニキビ跡には種類がある!

ニキビ跡とは、ニキビが治ったと思っても赤みや色素沈着、クレーター(肌の凹凸)が残っている状態のこと。

大きく分けて3種類あるニキビ跡について、それぞれ説明していきます。

赤みのあるニキビ跡

赤みのあるニキビ跡

ニキビが治ったにもかかわらず、半年以上経っても赤みが消えない…。

これはニキビの炎症による赤みではなく、ニキビによってダメージを受けた皮膚が薄くなり、赤みが目立ってしまうこと。また、ニキビの炎症により傷ついた毛細血管がうっ血し、赤く見えてしまう状態のことです。

茶色く色素沈着したニキビ跡

色素沈着したニキビ跡

赤みはないけど、茶色いシミのようなものが残ってしまった…。

ニキビの炎症によりできた「赤みのある状態」で紫外線を浴びるなどの刺激を受けると、シミの元となるメラノサイトが刺激され、メラニンを過剰に生成。


とくに、ターンオーバー(肌の生まれ変わりの周期)が乱れていると、生成されたメラニンを上手に排出することができず、色素沈着してしまいます。

肌の表面がぼこぼことしたクレータータイプのニキビ跡

ぼこぼことしたクレータータイプのニキビ跡

ニキビ跡がぼこぼこと陥没している…。

これは悪化したニキビの炎症や化膿が、肌奥にある真皮層まで進行し、肌に必要なコラーゲンなどの成分まで破壊。


深く傷ついた真皮の修復がまだ終わらないうちに、表皮が先に修復されてしまうため、肌奥がふっくら盛り上がることなく、凹んだ状態のままになってしまうのです。

ニキビ跡はなぜできる?原因とプロセスを徹底解説

ニキビ跡はなぜできる?原因とプロセスを徹底解説

ニキビができないようにと、しっかりお手入れしているつもりでも、何度も繰り返すのが大人のニキビ。しかも、ニキビ跡が残ってしまうと気分までどんよりと落ち込んでしまいます。そんなニキビ跡に悩まない肌を目指すためには、 まず“敵”の正体を正しく知ることが重要!ニキビ跡になる原因を詳しく見ていきましょう。

ニキビ跡になりやすいのは赤ニキビと黄ニキビ!

ニキビの炎症により周囲の組織や真皮層がダメージを受けると、残ってしまうニキビ跡。

その可能性大なのが、炎症を起こす「赤ニキビ」と膿を持つ「黄ニキビ」です。ニキビは早めの処置が大切ですが、赤ニキビ以降は気になって触ったり、つぶしてしまうなどの行為が炎症をより深刻化させ、肌の修復が困難となってしまうのです。それではニキビの発生からニキビ跡になるまでの進行過程を見ていきましょう。

第1段階「白ニキビ」

白ニキビ

過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まった状態。角質肥厚などで毛穴が塞がれ、皮脂が排出できずにプツプツと小さく盛り上がってきます。


腫れや痛み、かゆみなどがないため、ニキビができたという自覚症状がない人も多く、見た目でもよくわからないことも。ただし、手で触るとザラザラした感触に。

第2段階「黒ニキビ」

黒ニキビ

白ニキビを放っておくと、毛穴に詰まった皮脂が脂肪の塊=芯へと進行。

その後、毛穴の入口が次第に開き、中に詰まっていた皮脂や古い角質などが空気にさらされて酸化して黒色に変化します。

第3段階「赤ニキビ」

赤ニキビ

さらに毛穴に皮脂や角質、老廃物が溜まるとアクネ菌が増殖して炎症を引き起こします。

その炎症によって赤みや腫れが生じた状態が赤ニキビ。なかには痛みやかゆみを感じるものも。

▼check! アクネ菌とは?▼

ほとんどすべての人の皮膚や毛穴に存在している皮膚常在菌の一つ。普段は肌を弱酸性に保ち、肌トラブルを起こす細菌が繁殖するのを防ぐ働きをしていますが、脂質を栄養分として過剰に増殖すると、赤ニキビを発生させてしまう。

第4段階「黄ニキビ」

黄ニキビ

赤ニキビが進行すると、アクネ菌のほかに黄色ブドウ球菌まで増殖して膿ができる黄ニキビに。ニキビの中央の皮膚が薄く、クリーム色の膿が透けて見える状態です。毛穴の中や周囲で炎症が広って毛穴の壁が破れると、中に詰まっていた皮脂や角質などが膿となって漏れ出します。

▼check! 黄色ブドウ球菌とは?▼

アクネ菌同様、皮膚や毛穴に存在している皮膚常在菌の一つ。皮膚がアルカリ性に傾くと増殖し、皮膚炎などを引き起こす。とくにニキビをつぶすと、その傷から入り込んで増殖し、炎症を悪化させる原因になるので要注意。

▼大人ニキビの原因と対策とは▼

大人ニキビの原因と対策

取り入れたいスキンケアとは?

繰り返しできる大人ニキビにうんざりしている方も多いのでは?おすすめのお手入れ法もご紹介。

ニキビ跡にはなぜビタミンCが効果的?その働きとは

ニキビ跡はなぜビタミンCが効果的?

ニキビ跡は一度できてしまうと自然に元の状態に戻すことは難しく、クリニックや皮膚科での治療が必要な場合が多いです。

しかし、日頃のセルフケアで改善できる場合もあります。その解決策となるのが「ビタミンC」。シミやくすみ、肌の弾力不足など、さまざまな肌悩みに効果を発揮するビタミンCですが、ニキビ跡にも効果があることをご存知ですか?ここではニキビ跡とビタミンCの深〜い関係をご紹介。

ビタミンCがニキビ跡に効く理由①

活性酸素がメラニンを生成するイメージ角層図

※イメージ

抗酸化作用やメラニン生成を抑える働き

紫外線を浴びると体内では大量の活性酸素が作られると同時に、紫外線のダメージによる細胞の損傷を防ぐため、メラノサイトからシミの元となる「メラニン」が生成されます。

ビタミンCには活性酸素を除去する強力な抗酸化作用と、メラニン色素の生成を抑え、色素沈着を抑制する効果が。すでにできてしまった色素沈着によるニキビ跡にも効果的です。

ビタミンCがニキビ跡に効く理由②

ターンオーバーを促進する角層図

※イメージ

ターンオーバーを促しコラーゲン生成を促進

肌を支え、形や弾力を保つ働きがあるコラーゲン。そのコラーゲンを体内で産生するために欠かせないのがビタミンCです。

また、ビタミンCには加齢とともに長くなりがちなターンオーバー(肌が生まれ変わる周期)を促進する働きも。この2つの作用で、肌の内側からできてしまったニキビ跡を軽減します。

ビタミンCがニキビ跡に効く理由③

健康な肌と過剰な皮脂が詰まりニキビになる図

※イメージ

過剰な皮脂の分泌を抑える

ニキビの原因となる過剰な皮脂の分泌を抑えるとともに、毛穴に詰まった角栓や毛穴の黒ずみを抑えるのもビタミンCの得意ワザ。繰り返しできるニキビを防ぎ、ニキビができにくい肌を目指すことができます。

ニキビ跡ができてしまった場合のセルフケア方法

肌の真皮層までダメージを与えて残ったニキビ跡「クレーター」を除き、赤みや色素沈着であれば、生活習慣や食生活、スキンケアなどを見直すことで改善されることも。ここでは自宅で手軽に試すことができるセルフケア方法をご紹介します。

ビタミンC化粧品を使う

ビタミンC化粧水を使う

ビタミンCには抗酸化作用やメラニンに生成を抑え、メラニン色素による色素沈着を薄くする、肌の再生に関わるターンオーバーを正常化するなどの働きがあります。


それにより、赤みや色素沈着によるニキビ跡には、ビタミンC化粧品の使用がおすすめです。

適度な運動と質の良い睡眠

適度な運動と質の良い睡眠

運動不足は体の代謝を低下させ、体内に老廃物が溜まりやすくなります。ジョギングやストレッチなどの運動を日常に取り入れることで、毛穴の詰まりやニキビを防ぐことにもつながります。


また、睡眠は肌細胞の修復や再生が行われる貴重な時間。睡眠不足になるとストレスホルモンが増加し、皮膚の過剰な分泌を引き起こす原因にもなります。ストレスをできるだけ軽減し、質の良い睡眠ができる工夫をすることが重要です。

バランスの良い食事を心がける

バランスの良い食事を心がける

※イメージ

1日3食を基本に、赤身肉や納豆、豆腐などのタンパク質。オメガ3脂肪酸など良質な脂質を含むマグロやアボカド、ナッツ類。腸内環境を整える食物繊維が豊富なキノコ類や根菜類、抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンEなどを意識した食生活を心がけましょう。

高脂質食品や高カロリーな糖質は、皮脂の分泌を増加させてしまうので、摂りすぎには注意して!

今一度見直したい!ニキビ跡をつくらないための習慣とは?

ニキビ跡をつくらないために重要なのは、ニキビ(炎症)が軽いうちに適切なケアを行うことです。ここでは、普段の生活の中で気軽に取り入れられる、ちょっとしたアドバイスをご紹介します。

習慣①:正しい洗顔と保湿

洗顔イメージ

まず洗顔は、余分な皮脂や古い角質をやさしく落とすことが基本。力を入れすぎたり、洗浄力が強すぎる洗顔料はNG。肌に刺激を与えることなく、たっぷりの泡を軽く押すように洗います。そして、肌に刺激を与える洗浄成分が肌に残らないよう、ぬるま湯で30回以上しっかりすすぐこと。最後は清潔なタオルでやさしく拭き取ることも大切です。

また、洗顔後は化粧水などで速やかに保湿しましょう。たっぷりのうるおいを与えることで、肌のターンオーバーを促進することが期待できます。

習慣②:ニキビ跡を悪化させる紫外線は日焼け止めでブロック!

紫外線は日焼け止めブロック

紫外線はニキビの進行を悪化させ、ニキビ跡になりやすくなる一大要因です。ニキビが気になるときこそ、しっかり日焼け止めを使って防御することで、ニキビ跡ができにくい肌が目指せます。軽いつけ心地のものや低刺激性のものなど、肌タイプや使い心地の好きな日焼け止めから選ぶのがおすすめ。

習慣③:ニキビを隠そうとメイクの厚塗りは絶対NG

メイクは厚塗りせずにミニマムに

ニキビができると、なんとか隠そうとしてファンデーションを厚塗りしてしまう…なんて方も多いはず。

しかし、ニキビができた際はできるだけメイクをミニマムにすませるのがポイント。油分を含んだファンデーションは毛穴を詰まらせてしまうため、逆にニキビを増やしてしまうことになりかねません。また、塗る際に使用するパフも雑菌が繁殖しやすいので、使用するごとに洗うなど清潔に保ちましょう。

習慣④:内側からもビタミンCを取り入れる

内側からもビタミンCを取り入れる

皮脂抑制作用や抗酸化作用、コラーゲン生成やターンオーバーの促進など、肌にとってうれしいことばかりのビタミンCは、毎日の食生活でも積極的に補いたいものです。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、推奨摂取量は1日100mg。これは、キウイフルーツ1個、イチゴ1・1/2個、パプリカ(赤)1/2個が目安。美肌を目指すなら1日1000mgとも言われているので、サプリメントを上手に取り入れるのもおすすめです。

習慣⑤:ニキビをつぶさない

ニキビはつぶさない

気になったり、無意識でニキビをつぶしてしまうことがありますが、ニキビをつぶすと雑菌や細菌が患部に入り、悪化させてしまう可能性大。


さらに、自分でつぶすと中の膿を出しきることができません。膿が少しでも残っている限りニキビは治らないので、長引くほどニキビ跡ができやすくなってしまいます。きちんとニキビを治すためにも、ニキビはつぶさないこと。どうしても気になる場合は、医療機関で治療してもらうようにしましょう。

この記事のまとめ[気になるニキビ跡にビタミンC!]

ひと口にニキビ跡といっても、進行状況や紫外線などの影響によりタイプが分かれることをわかっていただけたでしょうか。

そして、こうしたニキビ跡のセルフケアにも、ビタミンCが大活躍。そもそもニキビ跡を作らせないための予防から、できてしまったニキビ跡にも。


メリット①:ビタミンCが持つ抗酸化作用やメラニン生成を抑える

メリット②:メラニン色素による色素沈着を薄く

メリット③:肌の肌の再生に関わるターンオーバーを正常化する


主に3つの働きで強力にアプローチ。ビタミンCのマルチな働きぶりには驚きですね!最後にニキビ跡ケアには、体の内外からビタミンCを取り入れることはもちろん、毎日の生活習慣や食生活を見直すことも忘れずに!