• TOP
  • 美研TOP
  • 大人ニキビに悩む人必見!ビタミンCはニキビに効く?

大人ニキビに悩む人必見!ビタミンCはニキビに効く?

公開日:2024.05.28

SKIN CARE

しつこい大人ニキビに終止符!

ビタミンCがニキビに効く理由をズバリ解説。

20代以降の大人を悩ませるニキビは、頬から口元にかけてのUゾーンやフェイスラインにできやすく、治ったと思っても同じ場所に繰り返しできるのが特徴です。そんなしつこい大人ニキビに、ビタミンCが効くってご存知ですか? ビタミンCが持つ驚きのパワーをズバリ解説していきましょう。

しつこい大人ニキビは、なぜできる?

10代の頃にできる思春期ニキビと違い、20代以降にできる大人ニキビの原因はとても複雑。主にUゾーンやフェイスラインにでき、治っては繰り返すのが特徴

過剰な皮脂分泌でできる10代の頃の思春期ニキビとは異なり、大人ニキビの原因はとても複雑。

一般的に大人ニキビはストレスや過労、生活習慣の乱れ、偏った食生活など、ライフスタイルと深く関係しているといわれています。このような要因でホルモンバランスが乱れたり、乾燥などさまざまな刺激から肌を防御するために過剰に皮脂を分泌するため、ニキビができやすくなるのです。

ニキビのできる位置は年齢で変わる!

思春期ニキビはTゾーンにできやすい 大人ニキビはUゾーンにできやすい

10代の頃にできる「思春期ニキビ」は、おでこから眉間、鼻周りのTゾーンに多く見られます。Tゾーンは、皮脂腺が多く皮脂分泌も多いため、毛穴に皮脂が詰まりやすくニキビになりやすいのです。

20代以降にできる「大人ニキビ」は、頬から口元、あご、フェイスラインに多く見られます。それでは、大人ニキビができやすい部位別に、さらに詳しい原因を探ってみましょう。

あごにできるニキビ

あごは皮脂分泌が多い反面、乾燥しやすいのが特徴。その乾燥を防ごうと、さらに皮脂分泌が活発になり、毛穴詰まりを起こしやすい。さらに、乾燥により肌の生まれ変わり=ターンオーバーが乱れると、古くなった角質が剥がれ落ちずに毛穴をふさいでしまうため、皮脂が外に出られず毛穴に溜まってアクネ菌が繁殖する。

あごにできるニキビの原因と特徴は?

頬にできるニキビ

皮脂が少ない頬は乾燥しやすく、刺激に敏感な部位。肌が乾燥すると肌は皮脂を過剰に分泌し、肌を守ろうとする。また、ホルモンバランスの乱れも皮脂分泌の要因に。過剰な皮脂が毛穴に詰まると炎症を起こしやすくなる。

頬にできるニキビの原因と特徴は?

鼻にできるニキビ

鼻は皮脂分泌が多い上に、皮膚に厚みがあるため毛穴が深く、皮脂が溜まりやすい。この皮脂を栄養としてアクネ菌が増殖する。また鼻は凹凸が多く、メイク汚れなど洗い残しをしやすい部位。さらに、つい鼻を触ってしまうことで手の雑菌が鼻に付き、ニキビが悪化することも。

鼻にできるニキビの原因と特徴は?

なぜ大人ニキビにビタミンCが効く?

なぜビタミンCが大人ニキビに効果があるの?ビタミンCなら何でもいいの?

ビタミンCには美肌に欠かせないさまざまな効果がありますが、今回注目したいのが、過剰な皮脂を抑制してニキビの発生を予防する皮脂抑制作用や、ニキビの炎症を抑える抗炎症作用です。

また、ビタミンCが持つコラーゲン合成促進作用により、ニキビによってダメージを受けた肌のキメを整える効果もあります。つまり、ビタミンCは、ニキビの予防から改善までトータルでの効果が期待できるのです。

ビタミンCがニキビに効果的な4つの理由をCheck!

ニキビの予防・改善に効果的に働くビタミンC。その理由を4つに分けて、わかりやすく解説していきましょう。

[ビタミンCが効く4つの理由】その①

ビタミンCはニキビの原因となる過剰な皮脂を抑える働きがある

※イメージ

ニキビの原因となる「過剰な皮脂の分泌」を抑える

ビタミンCには皮脂分泌を抑制する作用があり、これによって過剰な皮脂分泌によるニキビの発生を抑制します。



けれど現代はストレス社会。人はストレスを感じると、体内のビタミンCが大量に消費され、ビタミンC不足に陥り易くなります。そのため、いつも以上にビタミンC補給を意識することが大切です。加えて、ストレスを上手く発散する工夫も重要ですね。

[ビタミンCが効く4つの理由】その②

ビタミンCは活性酸素を抑制しニキビの炎症を抑えてくれる

※イメージ

ニキビの「炎症」を抑える

食生活の乱れやホルモンバランスの影響により、過剰に分泌された皮脂や活性酸素が原因となって、毛穴に詰まった皮脂が酸化し、「過酸化脂質」を作り出します。この「過酸化脂質」が炎症を引き起こし、ニキビが発生。



ビタミンCには、活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、ニキビの原因となる「過酸化脂質」の生成を防ぐ働きがあります。

[ビタミンCが効く4つの理由】その③

ビタミンCはニキビの色素沈着を防ぐ働きがある

※イメージ

ニキビの「色素沈着」を防ぐ

ニキビが炎症を起こすと、外部の刺激から肌を保護しようとメラニン色素が生成され、色素沈着が起こります。


ビタミンCにはメラニンの生成を抑制する作用と、生成されたメラニンを無色化する還元作用があります。そのため、色素沈着によるニキビ跡を防いでくれます。

[ビタミンCが効く4つの理由]その④

ビタミンCはコラーゲン産生を促進する働きがあり、ニキビ跡にも効果を発揮してくれる

※イメージ

「ニキビ跡」にも効果あり

できてしまったニキビが気になって触ったり、潰したりすると、ニキビ跡が残る可能性大!そんな気になるニキビ跡にも、ビタミンCが大活躍します。

 

ビタミンCにはコラーゲン産生を促す作用や、年齢と共に乱れがちな肌が生まれ変わる周期=ターンオーバーを正常化する作用があります。色素沈着はもちろん、ニキビ跡を目立たなくする効果も期待できるのです。



[できてしまったニキビに触れるなかれ]

注意したいのは、できてしまったニキビを不潔な手で触ったり、潰したりしないこと。ニキビが炎症を起こし悪化すると、ニキビ跡が残る可能性が高くなります。

[CI:LABO美研]毛穴が気になる?正しいケアをドクターが解説!

【皮膚科医・友利 新監修】これが「正しい」毛穴ケア

ビタミンCには弱点がある?ニキビケアに取り入れたい「ビタミンC誘導体」

ピュアビタミンC(=L-アスコルビン酸)は、肌に塗るとすぐに効果を発揮するという利点がありますが、壊れやすく浸透しにくいという欠点も……。これを克服するために開発されたのが、肌に浸透しやすく、安定性と持続性に優れたビタミンC誘導体です。化粧品に配合されるビタミンC誘導体は大きく3種類に分けられます。

知っておきたいビタミンC誘導体の種類

[1] 水溶性ビタミンC誘導体

水溶性ビタミンC誘導体は浸透性、即効性に優れて居る

※イメージ

肌に浸透しやすく即効性に優れている。

水に溶けやすい性質のため、化粧水や美容液などに配合される。

[主なビタミンC誘導体]※()内は愛称

◎3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)

◎リン酸アスコルビルMg(APM)

[2]油溶性ビタミンC誘導体

油溶性ビタミンC誘導体はゆっくりじわじわと肌に浸透し効果を発揮する。肌への負担が少ないのも特徴

※イメージ

油に溶けやすく、肌の皮脂膜や角層に浸透しやすい性質を持つ。水溶性に比べ即効性はないが、ゆっくり浸透し効果を発揮。肌への刺激が少なく、高濃度で配合でき、主に乳液やクリームに配合される。

[主なビタミンC誘導体]※()内は愛称

◎テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)

◎ステアリン酸アスコルビル

[3]両親媒性ビタミンC誘導体

水溶性と油溶性両方の性質をもつ両親媒性タミンC誘導体 浸透性・即効性・持続性に優れている

※イメージ

水溶性と油溶性、両方の性質を持ち、浸透性と即効性、持続性に優れている。

[主なビタミンC誘導体]※()内は愛称

◎パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)

高浸透ビタミンC(APPS)に注目!

次世代ビタミンC誘導体といわれるAPPSに注目

※イメージ

両親媒性ビタミンC誘導体の中でも、特に注目したいのが、APPS(=パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)。

従来のビタミンC誘導体より浸透性が高く、肌に塗布することで真皮まで働きかけ、コラーゲン合成促進をサポートします。

化粧品ラベルなどに表記される成分名は「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」。

トータルスキンケアでビタミンCを取り入れよう

洗顔・化粧水・美容液・保湿ゲル…トータルスキンケアでビタミンCを取り入れよう

このようにビタミンC誘導体はさまざまな効果があり、大人のニキビケアにぜひ取り入れたい成分です。

高浸透タイプのAPPSを始め、それぞれの特性をもつビタミンC誘導体を組み合わせて、より高い効果を目指したスキンケアも開発されているので、注目してみるといいでしょう。


また、大人のニキビケアで重要なポイントとなるクレンジング&洗顔から保湿まで、トータルでビタミンC誘導体配合のアイテムを使うことで、皮脂と水分のバランスを整え、ニキビのできにくい、つるんと健やかな肌を目指すことができます。

今こそ見直そう!正しいスキンケアがニキビ撲滅の鍵

せっかくビタミンCを取り入れても、間違ったスキンケアを続けていては意味がありません。

ニキビに良かれと思っていたケアが、実はニキビの原因を作っていた!なんてことにならないようにしたいですね。

そこで、ついついやりがちな間違いケアをPICK UP!

洗顔のし過ぎは逆効果!洗顔は朝・晩の2回を基本としたっぷりの泡で摩擦をかけずにやさしく洗い上げましょう

洗顔のし過ぎは逆効果!

ニキビの原因となる皮脂のベタつきや毛穴の汚れをしっかり落とそうと、さっぱりタイプのクレンジングや洗顔料で、1日に何度も洗顔をする人がいますが、これでは逆効果。過度な洗顔は、肌が必要とする皮脂まで洗い流してしまうので、肌は乾燥してしまいます。すると肌は、乾燥から肌を守ろうと過剰に皮脂を分泌し、さらにニキビができるといった負のスパイラルに陥りかねません。

 

洗顔は朝・晩の2回を基本とし、たっぷりの泡で摩擦をかけずやさしく洗いましょう。洗い流しは、33℃位のぬるま湯で、おでこやフェイスラインの洗い残しに注意しながら、30回程度しっかりすすぐことが大切です。

大人ニキビは保湿が大事 さっぱりケアを良しとしてスキンケアは化粧水だけ…という人は要注意

大人ニキビは保湿が要!

ニキビケアで、大きな鍵となるのが「正しい保湿」。化粧水で肌にたっぷりの水分を与えたら、仕上げはゲルやクリームなどで、うるおいをしっかり閉じ込めましょう。


高浸透ビタミンC誘導体(APPS)配合の化粧水や、みずみずしい使い心地のゲルが特におすすめ。さっぱり・すっきりを意識しすぎて、「洗顔後は化粧水だけ」という方は、保湿不十分の可能性大!乾燥は大人ニキビの大敵です。この機会に、日々のスキンケアを見直してみてください。

ニキビに刺激になるかもと日焼け止めを塗らずに紫外線をもろに浴びてしまうと、ニキビが悪化したり、ニキビ跡がひどくなってしまうことも。肌に刺激になりにくい敏感肌用の日焼け止めでしっかり紫外線ケアしましょう

どうする?ニキビができてしまった時の紫外線対策

紫外線は肌にとって百害あって一利なし。美肌を目指すなら、毎日こまめに日焼け止めを塗るのが鉄則です。とはいえ、「ニキビができてしまった肌に、日焼け止めを塗ってもいいの?」と、悩む人も少なくないはず。ニキビに刺激になるかもと、日焼け止めを塗らずに紫外線をもろに浴びてしまうと、ニキビが悪化したり、ニキビ跡がひどくなってしまう可能性も……。正しい知識を持つことが大切です。


ニキビが気になる時の日焼け止め選びのポイントは、低刺激で軽いつけ心地のもの。無香料・無着色・無鉱物油・石油系界面活性剤フリーといった表示のある、敏感肌用の日焼け止めがおすすめです。

また、近年注目を集めている「酸化亜鉛」。紫外線防御効果や収れん効果があり、肌への刺激も少ない成分ですが、「どうしても毛穴詰まりが気になる」という方は、酸化亜鉛フリーのUVケアをチェックしてみてください。


日焼け止めを塗るときは、規定量をきちんと守りムラなく均一に塗り広げるのが鉄則。また、塗ったら塗りっぱなしにせず、汗をかいたら汗を拭きとり、塗り直しをするなどして、紫外線による影響を最小限にすることが重要です。日傘や帽子なども上手に活用しましょう。

この記事のまとめ[しつこい大人ニキビにビタミンC!]

ビタミンCには、ニキビにさまざまな効果があることがわかりました。


◎ニキビの原因となる過剰な皮脂分泌を抑える

◎ニキビの炎症を抑える

◎ニキビの色素沈着を防ぐ

ニキビ跡に働きかける


化粧品技術の向上により、ピュアビタミンC(=L-アスコルビン酸)の弱点を克服したAPPSなどの優秀なビタミンCが開発されているので、スキンケアに上手に取り入れましょう。

また、正しいスキンケアはもちろん、切っても切り離せない生活習慣や食生活といったライフスタイルの見直しを同時に行うことが、大人ニキビ撲滅への近道となるのです。