公開日:2021.06.25
最終更新日:2024.03.27
SKIN CARE
SPFとPAの違いとは?正しい日焼け止めの選び方をご紹介
日焼け止めのパッケージで目にする「SPF」「PA」の表示。数値が大きい=効果が高い、と選ぶ基準にされている方も多いと思います。けれど、効果を十分に発揮するためには、日焼け止めの選び方・使い方が重要になります。
本格的な紫外線シーズンがはじまるまでに、日焼け止めの知識と効果的な選び方・使い方をマスターしましょう。
まずは日焼け止めに記載されている「SPF」「PA」、肌を守る効果の違いについてご紹介します。
SPFとは?
SPFは「Sun Protection Factor」の略。
地上に届き、肌に影響を与えるといわれる2つの紫外線のうち「UV-B」を防ぐ効果を示します。
【UV-Bの影響】
浴びた直後は、肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こす。さらにメラニンを増やして、シミ・そばかすの原因に……。
例えば……
「日焼け止めなしで20分で肌が赤くなる人が、日焼け止めを塗った場合、どれだけの時間、日焼けを遅らせることができるか」を数値化したもので、
SPF50×20分=1,000分(約16時間)
となりますが、肌が赤くなるまでの時間(20分)には個人差がある上、十分な量の日焼け止めが肌の上にある場合の数値です。
実際は、汗や摩擦等で日焼け止めが取れてしまうので、「あくまでも目安」として捉えた方が良いでしょう。
PAとは?
PAは「Protection Grade of UV-A」の略。
「UV-A」を防ぐ効果を示します。
【UV-Aの影響】
直後に肌が黒くなるだけでなく、肌に乾燥などのダメージを蓄積させ、シワ・たるみといった光老化の原因に……。
UV-Aは波長が長いため、窓ガラスや雲も通過し、肌の奥まで届きます。
PAは「直後に肌が黒くなる反応の防御効果」を数値化したもので、4段階あります。
PA+(UV-A防御効果がある)
PA++(UV-A防御効果がかなりある)
PA+++(UV-A防御効果が非常にある)
PA++++(UV-A防御効果が極めて高い)
波長が長いUV-Aは、雲や窓ガラスだけでなく、薄手のカーテンなども透過して、肌の奥深くまで到達します。
曇りの日や家の中にいるときも、日焼け止めをしっかり塗って、紫外線を防ぐことが大切なのです。
SPFやPAは、高い方がいい?シーン別の日焼け止めの選び方
では、日焼け止めはどのように選ぶのがよいのでしょうか?
SPF・PAの数値の一般的な目安は、こちらです。
日常使いなら「SPF30・PA++」程度でも十分。一番大切なのは「使用量」
◎長時間、炎天下で活動するときやアウトドアレジャーは「SPF50+・PA++++」の最高値を
◎軽いウォーキングや買い物なら「SPF30・PA++」程度で十分
ただし、これはあくまで肌の上に推奨量の日焼け止めがムラなく塗られている場合です。どれだけSPF・PA値の高い日焼け止めを使用しても、適切な量が肌の上にないと、効果は発揮されません。
パッケージに記載の推奨量をきちんと塗ること、そして2~3時間おきを目安に、こまめに塗り直しすることが大切です。
SPF・PA値が高い=肌への負担が大きい?
答えは「NO」!
SPF・PA値が高い日焼け止めは、紫外線吸収剤による肌への負担や使用感の重さ、ベタつき感、白浮き、といった点が懸念されていました。けれど、今は技術の進歩により、高い紫外線防御力を持ちながら、肌にやさしい使い心地の日焼け止めが多くなっています。
クリームやゲルタイプなど使用感もさまざまで、スキンケア感覚で使えるものも多く、保湿や肌あれ防止などの効果を兼ね備えたものもあります。単に「肌に良くないから」と、高い数値のものを避けるのではなく、使用感の好みや配合成分、欲しい機能で選ぶのがおすすめです。
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軽いつけ心地で、紫外線を高レベルでカット!ミルキーゲルタイプの日焼け止め
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汗をかく時・レジャー時は、ウォータープルーフ+皮脂対策を
手軽に使えるパウダーやスプレータイプも便利
汗や皮脂は日焼け止めが落ちる原因になります。気になる時は、水や汗に強く皮脂吸着効果のある日焼け止めがおすすめです。
また、ハンカチや汗ふきシートなどで汗を拭いたときにも、日焼け止めを塗り直すことを忘れないようにしましょう。
外出先やメイクをしているときは、手軽に使えるパウダータイプやスプレータイプを併用すると良いでしょう。皮脂を吸着してくれるパウダータイプは、液体タイプと併用することで、日焼け止めやメイクの持ちをアップさせる効果もあります。
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金のハリ肌コラーゲン:金・白金・加水分解コラーゲン・加水分解エラスチン・加水分解ヒアルロン酸・プラセンタエキス・カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(整肌・保湿成分)
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「室内日焼け」を防ぐため外出しない日も日焼け止めを
ブルーライトや近赤外線にも注目
屋外での直射日光の紫外線量を100とすると、窓辺は約80。UV-Aは窓ガラスやカーテンをすり抜け、室内で乱反射を起こして肌にダメージを与えます。さらに、雲も透過するUV-Aは、曇りの日や雨の日も降り注いでいます。外出の有無・天気にかかわらず、必ず日焼け止めをつけましょう。
石鹸で落とせるタイプの日焼け止めなら、メイクをしない日もスキンケア感覚で使えます。
また、近年はパソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトや近赤外線の影響も懸念されています。ブルーライトや近赤外線をブロックできる日焼け止めもあるので、上手に利用しましょう。
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赤ちゃんから大人まで使える、敏感肌用日焼け止め
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セラミド:セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP(保湿成分)
[この記事のまとめ]
SPF・PAの効果を発揮させるために重要なことは……
①使用量を守ること
②こまめに塗り直すこと
また、外出時には「パウダータイプ」、運動時やマリンスポーツには「ウォータープルーフ」、家にいるときは「ミルキータイプ」……といった具合に、その日の過ごし方に合わせて、いくつかの種類を使い分けるのがおすすめです。
日焼け止めを上手に活用して、健やかでみずみずしい透明肌をキープしましょう。
透明肌:うるおいによりキメが整った肌の状態
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