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ピーリングの効果とは?角質ケアで肌の目立つ毛穴をつるつるに!

公開日:2020.09.18

最終更新日:2024.01.30

SKIN CARE

ピーリングの効果とは?皮膚科医監修!主な種類と違いを解説

「角質ケア」は、美容クリニックでは「ピーリング」という施術名で知られています。気軽に受けられて効果の高い人気の施術ですが、ピーリングとは実際どんなことをして、どんな効果があるのでしょうか?

肌に負担をかけることはないのかなど、ピーリングについて詳しくご紹介します。

監修:シロノクリニック恵比寿院 江馬 潤 医局長

ピーリング(角質ケア)とは

肌の表面には「角層」という層があり、肌を外敵から守っています。角層には「角層細胞」が並び、その隙間を「細胞間脂質」が埋めています。角層細胞はすでに死んだ細胞で、役目を終えると日々自然に剥がれ、肌の奥から新しい細胞が生まれてきます。


この繰り返し(新陳代謝)により、肌は健康な状態を保っていられるのですが、加齢やストレス、乾燥などの影響で、不要になった細胞が剥がれにくくなり、代謝が乱れてバリア機能が低下することがあります。


そのような状態を防ぎ、バリア機能の高い、美しい肌を保つのが「ピーリング(角質ケア)」です。

ご存じですか?角質ケアは肌悩みの救世主です。

ピーリングの効果

「ピーリング」にはハードでダウンタイムのある施術からマイルドなものまでさまざまな種類があります。


シロノクリニックでは、グリコール酸・乳酸・サリチル酸という、働きの異なる3種のピーリング剤を使用した「ミルクピール」という施術が人気。


ピーリング後は毛穴のザラつきが目立たなくなったり、くすみが晴れたり、メイクのノリがよくなったりという効果をすぐに実感することができます。

ピーリングの誤解

家庭用の角質ケア化粧品にも「ピーリング」や「ピール」という名前のものがありますが、そのほとんどがクリニックのピーリングとは成分の濃度も働きも異なるマイルドなものです。


「ピーリング=ハードで怖い」というイメージを持つ人も多いと思いますが、それは誤解です。怖がらずに正しく取り入れると、美肌に近づくことができます。乾燥肌はバリア機能が低いため角層が厚くなりやすいので、乾燥肌の人もぜひ取り入れましょう。

ピーリング

ピーリングの種類と特徴

角質ケアには「酸」、「酵素」、「スクラブ」と3種類の方法があります。

角質ケア成分とは、角層細胞同士の結びつきをゆるめ、不要になった表面の角層細胞の剥離を促すもの。クリニックでも多く使われる「酸」と、洗顔料などに配合される「酵素」、物理的な刺激で剥がして落とす「スクラブ」があります。


スクラブは、ものによっては粒子が粗く肌に傷をつける可能性があり、酵素は効果が穏やか。バランスが良くおすすめなのは、酸を使用した角質ケア化粧品です。

種類

特徴

AHA(フルーツ酸)、乳酸、グリコール酸、サリチル酸などの種類があり、それぞれ働きが異なります。マイルドで低刺激なのはAHAや乳酸。グリコール酸は浸透力が高く、サリチル酸は皮脂に近い性質を持つため毛穴トラブルやニキビにも効果的です。

酵素

タンパク質分解酵素。角層細胞の結びつきをゆるめ、剥がれやすくします。

スクラブ

粒子で肌表面をこすることで、物理的に古い角層細胞を剥がします。

バランスが良くおすすめなのは、酸を使用した角質ケア化粧品です。

[この記事のまとめ]角質ケアでつるつる肌に

ピーリング=怖いというイメージもあるようですが、正しくその効果や種類を理解して取り入れると、美肌に近づくことができます。バリア機能が低く、角層が厚くなりやすい乾燥肌の方も、ぜひ肌状態に合わせてスキンケアに取り入れましょう。