2024.1.15
SKIN CARE
「気づいて!肌は乾燥しています」
美肌への最短ルートは1にも2にも正しい保湿
冬の肌悩みでもっとも多いのが「肌の乾燥」。乾燥肌の人はもちろん、脂性肌の人も含め、ほとんどの人が乾燥していると、友利先生。乾燥を甘く見てるとあらゆる肌トラブルを招き、美肌は遠のくばかり。冬の過酷な乾燥対策について友利先生に教えてもらいました。
監修 友利 新先生
皮膚科医・内科医として美容と健康を医療で追究。
美しく生きるための方法をテレビ、雑誌、YouTubeなどあらゆるメディアを通して発信。美と健康に関する著書も多数出版している。
乾燥に打ち勝つ一手は1にも2にも正しい保湿!
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乾燥にはきちんと保湿することが一番有効です。めずらしいことではありませんが、保湿をできているつもりでできていない人、実は多いんです。
正しい保湿のキーワードは“水分と油分のバランス”です。水分だけでは不十分、油分だけでも不十分。
スキンケアは化粧水だけ、という方は危険信号。脂性肌の方もこの時季は乾燥していると思ってくださいね。
┃友利先生が教える「冬の乾燥」 4つの処方箋
処方箋1
日々の変化を見逃さず自分の肌に寄りそったケアを
乾燥肌、脂性肌とありますが、肌質自体が変わることはありません。
ただ、毎日肌状態は微細に変化しています。
だからスキンケアも肌状態に合わせたお手入れパターンをいくつか持っておくといいです。
人は年齢を重ねると乾燥する生き物。
続けることが大事だからこそ、使った時に「楽しいな」「自分に合っている」「なんとなく好き」という感覚を持って。
頭でっかちになりすぎずにスキンケアを楽しみましょう。
処方箋2
水分と油分のバランスが取れた保湿ケアをする
正しい保湿とは、たっぷりの化粧水で肌を整えてから油分でフタをするのが基本です。
ただし、その日の肌状態を見極めて重ね塗りをするなど工夫が必要です。
たっぷりと水分を与えながらフタをする役割のあるゲルは◎。
オールインワン=手抜きと思われがちですが、効率良く肌に水分を入れられるよう考え抜かれたアイテムなので、しっかり商品を見極めた上で取り入れましょう。
処方箋3
高浸透タイプのコラーゲン、ヒアルロン酸に注目
コラーゲンやヒアルロン酸は是非とも取り入れたい優秀な保湿成分です。
分子が大きいこれらの成分は表皮層に留まり、肌の上でフタの役割をして乾燥から肌を守ってくれます。
ここで注目したいのが、浸透の技術により分子を小さくした高浸透コラーゲンやヒアルロン酸。
真皮層のコラーゲン、ヒアルロン酸の合成を促すため、肌表面のうるおいをキープするだけでなく、根本的なハリとうるおいをも叶えてくれます。
処方箋4
セラミド産生を促す、ナイアシンアミドにも注目
保湿をサポートする成分として注目したいのがナイアシンアミド。
別名ビタミンB3と呼ばれるビタミンの一種で、ビタミンA・Cと同様マルチパワーを持った成分です。
中でも注目したいのが、角層の細胞と細胞をつなぎとめ、水分を保つ働きをしてくれるセラミドの生成。
肌荒れを防ぐのにも有効なので他の成分と合わせて取り入れ、複合的にケアしていきたいですね。