公開日:2024.05.17
SKIN CARE
Dr.友利 新監修!
角層を整えればあの頃の“透明感”は戻ります
肌が美しく見えるかどうかの鍵は、ズバリ「角層」が握っています。角層を美しく整えて透明感を手に入れる方法を、皮膚科医の友利新先生に教えていただきました。
監修:Dr.友利 新
皮膚科医、内科医として美容と健康を医療で研究。美しく生きるための方法をテレビ、雑誌、YouTubeなどあらゆるメディアを通して発信。美と健康に関する著書も多数出版している。
透明感は「整った角層」から生まれます!
角層は水分を保持する“保湿機能”と外的刺激から”守る機能”を兼ね備えた薄い膜で、肌の美しさを決定づける組織でもあります。
角層がうるおいで満たされキメが整うと透明感が生まれ、イキイキとした肌印象に。逆に角層が乱れると、くすみや乾燥、毛穴の開き等を引き起こし、紫外線などの外的刺激も受けやすくなります。
透き通るような美肌を手に入れるためには、角層を美しく整えることが必要不可欠です(友利 新先生)
整った角層とはどんな状態?
■肌のターンオーバーに着目!
【ターンオーバー】=皮膚の一番外側にある「表皮」で肌が生まれ変わる仕組み。
一番奥にある基底層で細胞が生まれ→形を変えながら表面に押し上げられ→角層になり→やがて垢になり剥がれ落ちるサイクルです。
これが加齢や水分不足等により乱れると、くすみや肌トラブルの起こりやすい肌に!
角層を整えるには
透明感の基本は化粧水!たっぷりのうるおいで満たすことが大切
「肌のパッと見の印象や透明感をアップさせたいなら、角層をうるおいで満たし、整えることが大切。特に夏は紫外線や冷房の影響でインナードライになりやすいので、浸透性の高い美容液成分を配合した化粧水をたっぷりと使い、角層の隅々まで丁寧に水分補給しましょう。
お化粧前にシートパックするのもおすすめ。角層のひとつひとつがうるおいで満たされ、肌がワントーン明るくなりますよ。(友利 新先生)」
■取り入れたい成分
成分を取り入れるべき?」と考える人も多いはず。もちろん美白も重要な要素ですが、憧れのクリアな素肌を目指すためには、角層を整える成分を積極的に取り入れると◎。
ビタミンC
肌を引き締めながら酸化によるダメージを防ぎ、なめらかで美しい状態に整える。
ナイアシンアミド
細胞のエネルギーをアップさせターンオーバーを促し、生まれてくる細胞をより美しく。
コラーゲン・ヒアルロン酸
角層内にうるおいを閉じ込め、みずみずしい透明感を引き出す。
\+αの攻めのケア/
ピーリングで不要な角質をオフしなめらかに
「ピーリングは厚くなってしまった古い角質を除去する施術で、もともとはクリニックのニキビ治療に用いられてきました。ターンオーバーも促進するため、正しい周期で継続すると、角質が溜まりにくくなりキメが美しく整います。ピーリングは刺激が強そうと思われがちですが、現在はピーリング剤も進化をしており、PHAなど分子量が大きく肌にマイルドな成分もあります。働きの異なる複数のピーリング剤を組み合わせることで、より良い結果が期待できますよ(友利 新先生)」
■+αで取り入れたい成分
一口に“ピーリング剤” といっても、その種類や役割はさまざま。肌悩みやコンディションに合ったものを選びましょう。
PHA
他の酸に比べ分子量が大きく、肌への刺激が少ないのが特徴。保湿力に優れている。
AHA
乳酸やグリコール酸などの総称で、フルーツ酸とも呼ばれる。毛穴やくすみ等に効果を発揮。
この記事のまとめ
ー友利 新先生の美格言ー
たっぷりの水分で満たされた、キメの整った透明肌。角層を整えることが、透き通るような美肌を手に入れる鍵となります。たっぷりの水分で角層のすみずみまでうるおいで満たし、憧れの透明肌を目指しましょう。