NEW2022.12.14
医師監修コンテンツ
COLLAGEN SCIENCE

肌のコラーゲンの
種類と役割

体内のいたるところに存在するタンパク質・コラーゲン。その種類と、肌にあるコラーゲンの働きについてご紹介します。

INDEX

ヒトの体には約30種類の
コラーゲンがある

コラーゲンは、アミノ酸がつながった鎖の組み合わせによって種類が分かれ、全身には約30種あるとされています。
そして、発見された順番でI型、Ⅱ型、Ⅲ型などの名前がつけられています。
体内に最も多いのはI型コラーゲンで、骨や皮膚に多く存在。Ⅱ型は主に関節や軟骨に存在します。 Ⅲ型はI型と共存し、筋肉や血管などに含まれる柔らかい線維です。

その他、皮膚の基底膜(表皮と真皮の境目)に存在するⅣ型、血管壁や筋肉などに存在するⅤ型コラーゲンが一般的にはよく知られています。

肌にあるコラーゲンは
約20種類

肌には約20種のコラーゲンが存在することがわかっています。最も多いのはI型ですが、基底膜に多く存在するⅣ型や、真皮と表皮をつなげるように存在するⅦ型コラーゲンも重要です。代表的なコラーゲンの種類をまとめました。

18型コラーゲンに注目

ドクターシーラボは肌に存在するコラーゲンのうち「18型コラーゲン」に着目しています。
18型コラーゲンは表皮と真皮の結合部、血管や脂肪細胞を包む基底膜など、皮膚の全層に存在するもので、肌に与える影響が大きいのが特徴。また、ほかの種類のコラーゲンにはない、成長因子の調整、血管新生調整・活性、栄養や酸素の供給・代謝などの機能をもちます。

コラーゲンの研究はまだ発展途上。これからも、コラーゲンの種類別に新たな働きや、新たなコラーゲンの種類が発見されることでしょう。
私たちも、肌に存在するコラーゲンの量や質の変化と、たるみなどのエイジングサインの関連について、今後も研究を重ねていきます。